歴代理事長のメッセージ

Message

静岡駅前の交差点

2008年 第3代

久住 与志人

Messages

1. 基本方針に掲げた想いについて

理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。

私が理事長を務めたのはかなり前の話ですが、今でも覚えているのは、「かっこいい大人」というキーワードを入れた事です。もちろんそれは容姿のことではなくて、メンバーそれぞれが、会社においても家庭においても、そしてJCにおいても、忙しい中ではあるけれども、それぞれの場面で当たり前のことを当たり前にやれる大人になろう。子ども達から見て恥ずかしくない、大人としてのかっこいい生き様を1年間見せていこう。という意味を込めました。

初代と2代目が「2人で2年掛けて」LOMをゼロベースから作ってくれたので、3年目の私はLOMの融和を図るため、「旧静岡」「旧清水」「旧駿河」という言葉を使うのはやめていこうと声を掛けていました。勿論それぞれをないがしろにするわけではなく、旧LOMのいいところを踏襲しつつ先を見据えるためです。結果、意識したわけではありませんが、私の次の第4代理事長は旧駿河JCの佐野博美にお願いしていました。

2. 特に印象に残っている出来事や成果について

挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。

もちろんメンバー全員に感謝していますが、やはり特に理事会構成メンバーの頑張りには感謝しています。自分の所信を読み込んで、本当に色々な知恵を出してくれました。

もちろん全ての事業が思い出深いのですが、所信の「かっこいい大人」というフレーズから、当時研修委員会だった三浦新介(第7代歴代理事長)が、当時理想の上司ナンバーワンだった古田敦也さんを招いた事業が印象的でした。無料の講演でしたが、朝6時から並んでいる人がいたくらいでした。会員拡大も当時委員長の藤田尚徳(第8代理事長)が拡大用のリーフレットを作ってくれて、どんなメンバーが在籍しているか、どんな団体なのかを分かりやすく説明できるようになりました。それを駆使して目標を上回った60名近くの拡大が出来たのは印象に残っています。また、未来学園では当日台風が直撃してしまい、翌日に予定していたヤマメのつかみ取りが出来なくなってしまった際に、夜中のうちに自宅から梅ヶ島までプールやU字溝などを持ち寄って何とかヤマメのつかみ取りを実現させるなど、多くのメンバーが機転を利かせながら対応してくれたのを覚えています。本当に一年間ただただメンバーに感謝していました。

3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について

現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。

人口問題については、勿論LOMとしてもやっていかなければならない課題ですが、これは静岡市だけの問題ではなく、静岡県にも、日本全体にも言えることなので、1つのLOMで人口減少に歯止めをかけられるかというと到底無理な話だと思います。だからこそ、他団体、特に1番動いて欲しい行政といかにコラボレーションしていくのかということが重要ですし、2050年には50万人切ってしまうペースで人口減少が進んでいる静岡市の人口問題について考えた時には尚更だと思います。

私の直前の第2代の杉山歴代が所信で「不易流行」という言葉を掲げ、「変えてはいけないものと変えなくてはいけないものを見極める」ことに触れていたのが印象的で、私もJCの運動や活動の手法は時代と共に変わるし変えていくべきですが、根幹の理念や想いは変わってはいけないし変えてはいけないと思っています。40歳という期限があるからこそ頑張れるのがJCの魅力なので、会社と家庭のバランスも大切にしつつ駆け抜けて欲しいと思います。

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