歴代理事長のメッセージ
Message
歴代理事長のメッセージ
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2009年 第4代
佐野博美
Messages
1. 基本方針に掲げた想いについて
理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。
駿河JCの入会でしたので、私が合併後初めての旧静岡JC出身者以外の理事長でした。自分が理事長として通用するのかという不安や、旧駿河JCの皆を巻き込んで合併をしたというプレッシャーを抱えていました。だからこそ、理事長就任時の思いは強かったです。その思いが理事長所信や基本理念にある「自らを律する」という言葉に反映されています。
このまちをより良いものとするため、私たち青年会議所会員は開拓者である必要があります。実行委員会を立ち上げ関係諸団体や市民と協働で新しい事業を行い、軌道に乗ったら役割を引き渡し、また別の事業のために実行委員会を立ち上げる。その繰り返しこそが、私たちのやるべきことだと考えます。そういった想いを所信や基本理念に込めました。
2. 特に印象に残っている出来事や成果について
挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。
合併後4年目でしたので、過去三年間で培ったLOMの基盤をもとに、対内向けの事業はもちろんですが、対外的な事業に力を入れ、展開しました。
納涼会では花火の打ち上げを行い、クリスマス家族会ではサプライズで歌手を呼びました。JCメンバーは普段家にいないことが多く、家族に迷惑をかけることも多々あります。だからこそ、家族が参加できる事業の時には、「JCってすごい!」と喜んでいただけるような企画を行いました。その他にも、青葉通りで開催したスマイルフェスタでは、人びとの夢を書いてもらった3,000個のバルーンを一気に大空に放つ、バルーンリリースも行いました。
また、私が理事長の年に「一般社団法人」を選択する臨時総会を開催しました。当時、他のLOMでは「公益社団法人」を選択するという流れがありました。しかし、静岡青年会議所の活動の中には、公益性をもった活動ばかりではなく、会員のために行う事業も多くあります。「公益社団法人」を選択したことにより、公益性を意識するあまり活動の幅が狭くなってしまうことを疑念しており、最終的には「公益性をもった一般社団法人」ということを選択することとなりました。
3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について
現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。
静岡市には多くの課題がありますが、今の現役の会員を見ていると真面目でいい子が多いと思う反面、考えすぎだと感じてしまいます。会社と違って失敗ができる組織なので、課題を感じたならもっと行動していってほしい。そしてもっと多くの人を巻き込んで、もっと上の世代を突き上げで、このまちをどんどん変えていってほしいと思います。所信にも書きましたが、青年らしく、周りからバカにされるくらいの夢を持って無茶なことに挑戦して欲しいと思います。