歴代理事長のメッセージ

Message

静岡駅前の交差点

2010年 第5代

藤田圭亮

Messages

1. 基本方針に掲げた想いについて

理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。

今もそうですが当時も「地域間格差」が課題で、首都圏は人口が増え続けるものの静岡は減る一方ですし、例えば浜松と比較しても世界規模の大企業がないなどがあり、学生も大学で外に出てそのまま静岡に帰って来ないケースも増えていました。そういった人口の流出を防ぐためにも魅力的な静岡を創り上げていこう、静岡を底上げしようと、「つよいshizuoka」という言葉を掲げました。当時は国が「観光立国」という言葉を掲げていましたし、ちょうど静岡空港が完成したので、国内外から多くの人に静岡に訪れて欲しいという想いや、グローバル化への強い意識がありました。

2. 特に印象に残っている出来事や成果について

挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。

2010年は5周年の年で、国際化を意識しつつ多くの記念事業を行いました。中でも静岡JC創設以来初の海外事業「静岡一、受けたい授業」を中国上海・杭州で行ったり(当時の担当委員長は第12代海野歴代でした)、未来学園では「しずおか 未来学園ゆめキャンパス」と称し、過去に例のない1,000名を上回る動員をし、子ども達に静岡で活躍する企業の経営者の話を聞いて貰いました。子ども達の将来の展望の中で選択肢の一つとなれば。という想いから、一人でも多くの人を集めようと、FacebookなどのSNSが普及する前でしたので各学校を回るなどして、とにかく多角的に発信しました。

3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について

現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。

静岡JCの運動がこのまちに与えたインパクトにより、すぐに結果が出なかったとしても何年後、何十年後に芽が出るかもしれないので、地域の中で存在感のある、必要とされる団体であり続けて欲しいと思います。企業と異なり利益を追い求めるわけではないので、「地域のため」「地域とのつながり」を意識して色々なことに挑戦し続けて欲しいと思います。

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