歴代理事長のメッセージ

Message

静岡駅前の交差点

2016年 第11代

故 瀬口勇一郎歴代(佐野耕介先輩)

Messages

※2020年に逝去された故 瀬口勇一郎歴代に変わりまして、当時の瀬口理事長の専務を務められておりました佐野耕介氏に当時の様子も含めお伺いさせていただきました。

1. 基本方針に掲げた想いについて

理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。

「勇猛果敢」という言葉が基本理念に使われていた通り、歴代理事長の中でも「熱い男」でした。「10年先を見据えた成長戦略の構築と実践」ということで10年間にわたるロードマップ構想に熱い想いを掲げていました。SDGSとうい言葉もこのあたりから注目され始めた頃で、一過性の内容より1つ1つのおこないに先の絵を描いているかに重点を置き、このまちと積極的に繋がっていくことで、人口増加やまちの発展に広がっていくと信じていました。「未来(あす)をみて、現在(いま)を大切に生きる」の基本理念がロードマップにそのまま残り、これらかも後世に繋がっていくと思っています。

2. 特に印象に残っている出来事や成果について

挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。

ロードマップ事業は現在にも大きな影響を受けている事業だったと思います。ロードマップにも掲げてはいましたが、当時は実際問題難しいと思われていた国際アカデミーを結果的に誘致・成功させたのは、本当に素晴らしいことだと思います。私個人の話にはなりますが、2014年度に策定した「FirstVision」の構想・策定にも関わっていまして、一人一人の意見を取り込んで作ると、意見や筋道がブレ始めてしまい非常に大変でした。何度かゼロベースに戻り、全国の様々な意見を聞きに行き、何度も話し合いを続けビジョン策定までたどり着きました。ロードマップではビジョン策定の反省を活かし、基本の筋道は決め、そこに全体の意見を取り込んでいく形を取り、よりよいものが掲げられたと思っています。

3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について

現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。

人口減少も確かに課題ではありますが、人口問題や課題ばかりに固執することなく、何か光るものを生み出して欲しいと思っています。

基本理念「未来(あす)をみて、現在(いま)を大切に生きる」にあるとおり、常に先を考えて、今自分に何ができるのか、私たち組織として静岡と言うまちに対して何ができるのかを理解していかなければならないと思います。この理念がロードマップの中にも組み込まれてきたからこそ、国際アカデミーの誘致につながったと思っています。静岡JCとしてその力はあることは証明されています。先をみて地域に寄り添い、行動していってください。

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