歴代理事長のメッセージ
Message
歴代理事長のメッセージ
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2018年 第13代
栗山勝訓
Messages
1. 基本方針に掲げた想いについて
理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。
現在では「イノベーション」という言葉が当たり前のように使われていますが、当時はまだあまり浸透していませんでした。その中で、JCで学んだことを仕事や家庭、地域のために能動的に発揮してほしいという想いから、この言葉を選びました。会員一人ひとりがイノベーターとなることで地域社会がより良くなると考え、基本理念やスローガンに掲げました。
JCと会社経営は似ていると思っています。そのため、最も重要なのは総務財務であり、事業計画と予算をしっかり立て、それを遂行することが重要だと考えます。JCは筋力トレーニングのようなものですぐに結果が出ないかもしれませんが、どれだけがむしゃらに取り組めるかで卒業後の成果は大きく変わると考えています。
2. 特に印象に残っている出来事や成果について
挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。
会員数が減少傾向にあり、予算が例年より縮小した年でした。そのような状況の中で、中田英寿さんをお呼びした公開例会では、初めて一般参加者から会費を徴収しました。これは、JCが今後も持続可能な組織であるために行ったものであり、その後の公開事業の在り方や協賛金募集へと繋がったと思います。
また、目に見える成果としては、蒲原・興津バイパスの代替道路の署名活動があります。この運動を通じて越波防止柵が設置されました。各地で署名活動を展開し、対外向けの広報活動も積極的に行った結果、テレビや新聞などに取り上げられました。公開事業と合わせて、この年はメディアへの露出が多く、静岡青年会議所の活動が市民にとって目に見える形で伝わったと思います。
3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について
現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。
静岡だけでなく、日本全体において人口減少は大きな課題だと考えています。この問題は青年会議所にも当てはまり、会員力が大切です。何事においても数は必要であり、大きなことを実現するにはそれ相応のエネルギーが必要です。そのエネルギーを生み出すためには、会員の「数」と「質」が重要です。
青年会議所の取り組みを外部に見える形で発信し、どんどん露出を増やしていくことで、「青年会議所が頑張って面白いことをしている」と認知してもらう。それがまちの賑わいや発展に繋がると考えています。そのためには、わかりやすく目に見える成果が大切だと思います。