歴代理事長のメッセージ

Message

静岡駅前の交差点

2023年 第18代

小林裕規

Messages

1. 基本方針に掲げた想いについて

理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。

まずは、このまちが好きで、このまちを良くしたいという想いを込めました。また、「世界に躍進」と表現したように、何と言ってもこの年は国際アカデミーの影響が大きかったです。私は何事も「挑戦」することが重要だと考えているので、挑戦の絶好の機会だった国際アカデミーを一過性のイベントで終わらせず、メンバーにとっても静岡の人びとにとっても、今後の起点として欲しいと考えていました。まちづくりにしても人づくりにしても一人の力は限られているので、「人とのつながり」を大切にし、このまちをより良くするために協力する体制をつくるきっかけになれば。という想いはありました。

所信の最後に「この国を発展途上国にして子どもたちに渡すわけにはいかない」というフレーズを入れました。2022年のサマコンで聞いて感銘を受けたフレーズですが、日本がいつまでも先進国ではないという、多くの人が察していながらも直視したがらない現実を、リーダーという立場の人が口に出して伝えることも大事だと思います。そういった問題に抗うのが青年の務めですし、やらないうちから諦めて欲しくないという想いもあって、どうしても入れたかったフレーズでした。

2. 特に印象に残っている出来事や成果について

挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。

コロナ禍が終息したので、まずはコロナ前の水準に戻すところから始めようと考え、会議も事業も対面開催に拘りました。また、国際アカデミーでは80名のホストファミリーや100名の通訳ボランティアの募集から始まり、国際アカデミーのプログラムの一つとして行われた7月例会「食文化プログラム」、そして最後の「フェアウェルパーティー」に至るまで、多くプログラムがありました。更には東海地区協議会の主管(第16代鍋田歴代が会長)が重なった年でもあり、相乗効果を求めて同じく国際アカデミー期間中に「東海フォーラム2023」も開催されるなど、多くの担いがあった中でしたが、無事終えることができました。メンバーには本当に助けられました。感謝しています。

その他にもAI事業や「産業・技術」「資源や国際化」それぞれの観点からのまちづくり事業など、私の所信を読み解いて国際アカデミー以外にも多角的に事業を行ってくれたと思います。

3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について

現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。

若者が元気なまちであってほしいと思います。静岡は若者よりも少し上の世代の方々が活躍されているように感じます。ワークライフバランスも大事かもしれませんが、その言葉にとらわれ過ぎて何事もキレイにやろうとせず、若者らしく目標に向かってがむしゃらに真っ直ぐに取り組んで欲しいです。そして挑戦する若者を大人たちが称賛できるまちになって欲しいと思います。静岡青年会議所にはその旗振り役になってほしいです。

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