歴代理事長のメッセージ
Message
歴代理事長のメッセージ
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2024年 第19代
古本健二
Messages
1. 基本方針に掲げた想いについて
理事長の基本方針がその年の静岡青年会議所運動・活動の礎となります。基本方針を通して歴代理事長の静岡青年会議所およびこのまちに対する想いを伺います。
アフターコロナとなり、制限なくどこにでも行ける時代になったからこそ、静岡が選ばれる街でありたいと考え、また、2015年に掲げた「First Vision」の最終年度ということで、ビジョンの中でも掲げられていた「関係人口・交流人口」をテーマとして掲げました。色々な方が静岡を訪れることによってまちが活性化すれば、当然経済も発展しますし、経済が発展しいていると、そこで活躍する大人も当然輝きますし、大人たちが輝いていれば、子ども達もこの街に住みたい、戻ってきたいと思う様になり、さらなる活性化につながると思います。また、様々な青が結集して成り立ったという「群青色」の様に、このまちが活性化して欲しいという願いも込めて群青色をテーマカラーにしました。
2. 特に印象に残っている出来事や成果について
挑戦や困難は後世に伝えるべき貴重な教訓であり、成功体験は、前進するための原動力となります。当時直面された課題やそれに対する対処、達成されたことや成果について、詳しく伺います。
大きなイベントを担った後のLOMによくある事らしいのですが、前年に「国際アカデミー」開催したことでLOMは疲弊してしまったので、まずは組織を立て直そうと考えていました。今年導入した、新入会員の研修事業もまさにその願いの表れで、青年会議所運動の意義を理解し、積極的に役職を受けたいという気持ちをもつようになって欲しいと思い、組み込みました。また、静岡まつり、わんぱく相撲、ブロック大会など、もともと事業だったものを例会にして例会、事業の適正頻度を整え、また、拡大委員会には拡大活動に専念して貰えるように敢えて例会を担当させないなど、例年とは違う試みをしました。更には、意欲のある人財に早いうちから役職を経験させようと定款変更を行ったり、様々な角度から組織を整えることを狙いました。
その他、合併のタイミングで旧静岡JC時代の姉妹関係が白紙となった、台湾の首府JC(キャピタルJC)と今年、友好条約を締結しました。台湾の方には日本に来る方も多く、インバウンドにも繋がるので、友好条約を結べたのは大きかったですし、ビジョンの最終年度で20周年を翌年に控える年に、いい成果を残すことが出来たと思います。
3. 現在静岡市が抱える課題と、静岡JCが果たすべき役割について
現在の静岡市は人口減少を始めとし、多くの課題を抱えております。歴代理事長がお考えになる課題と、その課題について静岡青年会議所がどう向き合い、このまちの発展に寄与し続けられるかを伺います。
JCは「失敗できる団体」ですので、JCだからこそできることに挑戦していくことで自己の成長とまちの活性化に繋げて欲しいと思います。また今年のテーマの一つである「輝く人財」の様に、JC以外でもまちを牽引するリーダーになって欲しいと思います。昨年の国際アカデミーで講師のパスカル氏が言っていた様に、JCは「リーダー育成機関」と言えます。JCだけで完結せず、学んだことを別の場で、次のステージで活かしてほしいと思います。それが、このまちに対する役割だと思います。